コンテンツへスキップ

きものレンタルを楽しむ

こんにちは。
浦和駅前の貸衣装「きものサロン結ざくら」です。

6月に入り、サロンも模様替えを行いました。

リニューアルに合わせ、振袖の小物もたくさん入荷をいたしました。

小物だけのご購入も可能です。呉服屋さんではありませんので、どうぞお気軽に・・・。
お小物はコーディネートが命!ですから、ご予約をお願いいたします。

コーディネーターの資格を持つ着付け師が対応しております。

振袖はあるんだけど、帯締めや帯揚げは新しいものにしたい・・・というご相談が多くあります。

しかし、着付け師として一番におすすめしたいのは
御草履です。

ほんのちらりとしか見えない部分ではありますが、とても大切なのです。

まず、履物ですから寿命があります。

おさがりの御草履で成人式当日、裏が剥がれて引きずるように歩くお嬢様を毎年お見掛けします。

メンテナンスしていただければまだ履けるものもありますが、そういったご相談ができる履物屋さんも、本当に少なくなりました。
私自身、履物の調整のために都内まで出かけています。都内や川越ではまだ老舗の履物屋さんがありますので、そちらでご相談いただくか、現代の御草履は鼻緒も太目で台座も低反発のものなど歩きやすいものがありますので、ご購入されるか・・・。

まずは御草履をご確認ください。

ところで最近、不景気も相まって
「たった一度のことにお金を使いたくない」
とお考えになる方が増えました。

とても堅実な考え方ではあります。

結婚式もそうですが、それに大金をつぎ込むくらいなら
旅行に行きたい・・・美味しい物を食べたい・・・
実は私もそういう考え方の人間です。

でも翻って考えてみると
冠婚葬祭ってそういうものなのです。

例えばたった一度しかない

大切な人の葬送で

無意味だから。贅沢だから。ほかのことに使いたいから。

そう思うでしょうか。

我が家では5年前、息子が20歳を迎えました。
写真嫌いの息子が、私の願いを聞き入れてくれて
私の手で紋付き袴の着付けをし、写真撮影をしました。

古来から日本では「むすぶ」という行為が、相手の無事を祈るまじないでもありました。
腰ひもをむすび
帯をむすび
一手ごとに願いをこめて・・・。

生まれてからこれまでの様々な苦労と喜びが同時に蘇り、万感の想いがこみ上げてきた一日でした。

また、成人のお祝いは本人だけでなく、子離れという、親にとっても大きな節目の冠事でもあります。

これまでわが子と関わってくださった多くの方への感謝の気持ちと共に、節目の時を迎えられたことへの感謝。

人は生まれてからその命の尽きるまでに、幾度かの節目を経験します。
初宮参り、七五三、成人式、結婚式。
いずれもがたった一度のお祝い事です。そして人はそのたびに生かされている感謝の気持ちを新たにします。

節目の時の衣装は、華美なものでなくて良いのです。
礼節のある、ご自身を輝かせるもの。

どうぞたった一度のハレの日を彩るお衣装のご相談にいらしてください。

結ざくらにて、お待ちしております。